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皮下組織削除法(イナバ式) – 仕組みと再発リスク

皮下組織削除法とは

皮下組織削除法とは「イナバ式」とも呼ばれ、稲葉クリニックの故稲葉先生が「皮下組織掻爬法」を改良し開発したワキガ手術です。

皮下組織掻爬法で使用するキューレットの代わりに、皮下組織を削るカミソリの刃と、皮膚を押さえる役目のローラーを組み合わせた専用器具を使う特殊な医療器具を使用し腋臭手術を行います。

ワキガ手術は医師が自分の目で部位を見ながら行う「直視下手術法」と、機械を見ながら手術を行う「非直視下手術法」の2つに分けられますが、皮下組織削除法は医者が直接部位を見て行う『直視下手術法』になり、自由診療のワキガ手術になります。

皮下組織削除法の仕組み

皮下組織削除法の仕組み

皮下組織削除法は、脇の下の皮膚を1センチほど切開し、皮膚の表面をローラーにあてながらカミソリの刃を挿入し、皮膚をハサミで挟み込むようにカミソリ部分で皮下組織を削り、アポクリン・エクリン腺、皮脂腺を除去していきます。

そうすることでワキガの原因を根本から取り除き、また、脇の下を大きく切開することなく手術ができるため、術後の傷跡をほとんど残さないといった仕組みの手術方法です。

皮下組織掻爬法と比較すると、切開する大きさがさらに小さくなり、また、皮膚の裏側についている汗腺類を均一に削ぎ取ることができるため、皮下組織掻爬法よりも正確にワキガの原因であるアポクリン腺を取り除く事ができます。

剪除法の施術方法

まず脇の下の皮膚を1センチほど切開し、刃のついた部分を皮膚下に差し込みます。

そして皮膚をハサミで挟みこむように、ローラー部分を度膚表面に押し当てて、もう一方の刃の部分で皮膚の裏側についている汗腺類(アポクリン腺・エクリン腺・皮脂腺)を均一に削ぎ取っていきます。

皮下組織削除法のメリット

皮下組織削除法は他のワキガ手術方法に比べて傷口が小さく済むのが最大のメリットです。

また、他の非直視下手術法に比べると汗腺を沢山取ることができるため、ワキガに高い効果が期待できます。

皮下組織削除法のデメリット・主なリスク・副作用

ワキガに高い効果が期待できる皮下組織削除法ですが、医療器具の及ぶ範囲しか汗腺類を除去することができないため、再発リスクは残ります。

また、皮膚を薄く削り取らなければならないため、皮膚表面に黒ずみや色素沈着が起こります。

不慣れな医者だと器具の操作を誤り皮膚に穴が空いてしまうというトラブルも報告されています。

皮下組織削除法は医師の技量に大きく左右される手術法ですので、医療機関やクリニック選びがとても大切です。

また、皮下組織削除法はダウンタイムが長いこともデメリットのひとつです。

他の手術方法とは異なり、約3日の入院が必要となります。

術後は絶対安静となっており、しばらくは脇を閉めた状態でガーゼを貼り付けて固定した状態(圧迫固定)になり、1週間は腕をあげたり、重いものを持ち上げたりする動作はできません。

最低1週間~2週間ほどダウンタイムが必要であり、手術後約1週間〜10日ほどで抜糸となります。

手術当日はシャワー・入浴が出来ません。

翌日からは、脇を濡らさないようにすればシャワーは可能になりますが、入浴は1週間ほどはできなくなります。

日常生活に支障をきたすため、学校や仕事のお休みをうまく取り入れないと難しい手術となります。

皮下組織削除法の手術時間・費用

皮下組織削除法の手術時間は、90分程ですが、約3日の入院が必要となります。

また、術後一週間は脇の固定や圧迫が必須です。

手術費用は、保険適用外で約20~40万円程になります。